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原材料を購入するには、その品質特性を明らかにした材料証明書(ミルシート)を添付させて納入するようにし、現品と証明書との照合によって確認するのが普通である。証明書がない場合現品の一部から試料をとって材料試験を実施し材料試験成績書を作成して証明書にかえる。現品については外観検査と簡単な寸法検査を行う。素材については外観検査の外、必要なものは非破壊検査を行う。
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? 加工外注品の検査
部品の加工外注については発注前に十分な外注仕様の打合せを行っておく必要がある。納入品は仕様と図面及び検査基準をもとに寸法外観の検査を行う。この際、外注工場の自己点検の成績表と照合のうえ実施すると、外注工場の信用度を知ることが出来る。また主要寸法は自己点検と検査の二重チェックにより品質を保証することが出来る。なお工程的な関係から出張検査によって受入検査にかえることは不良の発見が早くて好ましい場合もある。
組立部品については図面・部品検査基準・組立検査基準によって一部若しくは全部を開放のうえ外観及び寸法の検査を行う。作動については円滑に作動できるかどうかの確認を行う。
? 購入品の検査
購入部品及び組立完成品は、図面(承認図)、購入仕様書、購入品検査基準等により、外観、寸法等の検査を行い、更にメーカの検査記録表により確認する。特に検査を受けた部品については検査マークの確認と成績書に書かれている製造番号・検査番号等の照合を行う。
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工程間検査の目的は、完成時では見られない品質を工程中に確認すること及び不良を少しでも早い時期に発見して処理することにより損失を少なくすることにある。
このため部品ごとのQC工程表を作成して、最適な検査の時期を決めておくことが必要である。
QC工程表には、部品別、工程別に工程を細分し、工程順に品質を保証するための必要な管理事項即ち、
? 工程番号、工程名
? 使用設備、機械、器具名
? 管理項目、管理水準(管理点)、品質特性、規格値、準拠基準

 

 

 

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